読書記録再開
まとめてアップしようとすると結局やらないので5つずつアップすることにしました。スモールステップってやつ?
2021年後半の5冊
・9つの性格 鈴木秀子 3 イスラムの秘法にエニアグラムというものがあって、人間の性格を9つにわけて組織運営に活かす。私はタイプ7になるらしい。最初は半信半疑だったが、最後のタイプ7の上司の扱い方の章がまんま自分に当てはまっていて驚嘆。組織全体としてタイプ分けを活用したらかなり有効な武器になりそうだが、個人として読んだだけでは相手がどのタイプが分からないのでツカエナイ。各属性の「囚われ」というのが先月読んだ「無意識がわかれば人生が変わる」の痛みからの逃避と通じる。いろんな人がいろんな方向から同じことを言う場合って真実のことが多い。性格分類なんてあまり関心なかったが、この本を読んで良かったのは、どうしても自分の視点で他人のことを判断してしまいがちだけど、自分とは全く違う感じ方、考え方をするいろんなタイプの人達がいるんだという当たり前の事実に対する理解が一段深まったこと。
・新・水草水槽のせかい タナカカツキ 2 テーブルの上のミニアクアリウム、もう少し大きくして本格的にやろうかなと迷っているので借りてみた。(投稿日時点ではすでにアクアリウムは崩壊して片付けてしまっています)エッセイマンガのスタイルで情報量は少ない。絵に見覚えがあるなと思ったら「サ道」の人だった。今こんなことをやっているとは。
・マインドフルネスストレス低減法 J.カバットジン 5 流行のマインドフルネスとはなんぞやと思い教科書的な本書を選択。今に注意を集中することがマインドフルネス。あらゆることにいちいち反応してエネルギーを浪費している。瞑想とは無になることではなく反応せず集中して観察すること。痛みや不快感すら観察する。
最近Calmというアプリで少し実践していたので飲み込みやすかった。そんなに大してやってるわけでもないけど、赤の他人に対する怒りの感情が減ってきていて効果を感じていて裏付けとなる考え方を知れて良かった。過去でもなく未来でもなく今を大切にすることは本当に生きることだと思う。日常生活で用事を片付けなくちゃいけないのに夫がダラダラと話しかけてきてイライラ、なんてことがあるけど、先のための準備をする用事よりも今の夫の話を聞くことを大事にして、しっかりコミュニケーションを取ってから用を片付けるのが一番いいんだよな。私も心穏やかでいられるし、夫も満足する。これが心ここにあらずでイライラしながら聴いていると自分はイライラ、夫も不機嫌、そしてその用事は人生を左右するほど大事な事ではなかったりする。この本を読む少し前に、もう何年も悩んでいる皮膚病変について、もうええわ、じたばたしないで悪化したらステロイド塗ったらいいだけやし、と割り切ったらすっと症状が軽くなるという体験をしていて、全く同じことが書いてあったのも驚きだった。
また物事をパターン認識にとらわれず真摯に観察するという部分は「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」に通じる内容だった。
「自分を好きになるために痩せるではなく、好きになってから痩せる」というマインド先行の考え方は引き寄せの法則、感情を否定するのではなく手放すというのはセドナメソッドとの類似、いろんなメンタルコンディショニング法に影響を与えているみたいだ。これを極めて感情的に反応せず市場を見られたらトレードが上手くなるだろうなぁ。購入して手元に置いて繰り返し参照したい一冊。
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ 5 イギリス人の父と日本人の母を持つ中学生の少年が移民の多い荒れた地域の学校で多様性や寛容など、社会の課題に否応なく直面して成長する記録。成長とは、教育とはこういうことかと思わせられる。
「いまどき黒人をジャングルとかバナナとかいう60年代みたいな言葉で差別するのは東欧出身の田舎者ぐらいのもんだ」と別のレイヤーでの差別発言という表現が面白かった。多様化した社会ではどんどん差別が複雑化しているとのこと。
・なんで僕に聞くんだろう。 幡野広志 2 悪性腫瘍にかかったカメラマンのところに何故か寄せられる人生相談に、息子から聞かれたらどう答えるだろうと真摯に答えてゆく。人生相談をしてみたら相手がどんな人間かわかるというのはなるほどと思った。最初はいい事言うなと思いながら読んでいたが、何故か相談者が悪いと決めつけて苛烈な非難を浴びせる回答もあり、後半は魅力を失って斜め読み。
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