2023年耳読リスト5
・むかしむかしあるところに、死体がありました。 青柳 碧人 3 軽いタッチの昔話ミステリー
・国宝 上下 吉田修一 5 歌舞伎界を背負う二人の才能ある若者、一方は御曹司でもう一方は極道の息子 読み応えのある大作
・遺伝子―親密なる人類史(上下) シッダールタ・ムカジー 4 遺伝子研究の歴史
・がん‐4000年の歴史(上下) シッダールタ・ムカジー 4 がん治療の歴史 新薬を投与された多くの人たちがそれぞれ副作用に苦しんだり、目覚ましい効果に喜んだり、はたまたすぐに再発したり、それぞれの物語の積み重ねだ
・犠牲者意識ナショナリズム: 国境を超える「記憶」の戦争 林 志弦, 澤田 克己 5 人権意識の高まりとともに民族意識に必要なものは英雄から被害者に替わった
・量子力学の多世界解釈 なぜあなたは無数に存在するのか 和田 純夫 3 人間が直感で理解できるのはニュートン力学までで、それ以上は計算や解釈が必要になる。聞いてすぐはなんとなくわかったような気になったので次は紙の本で読んでみたい
・猫を棄てる 父親について語るとき 村上 春樹 3 著者が従軍経験も含めて自分の父の人生を追いかける ジャッジメント抜きで「ああ、こういうひとだったのだ」という姿勢が村上春樹らしい
・食べものから学ぶ世界史: 人も自然も壊さない経済とは? 平賀 緑 3 やや論旨の展開が乱暴なところもあったが概ね興味深く聴けた グローバリズムの暗黒面だ
・母という呪縛 娘という牢獄 齊藤 彩 4 最終的に母を殺してやっと自分を取り戻した30代女性のノンフィクション 私はこれを読んで、夫に口うるさく電気を消せとか言うのをやめようと思った
・ハンチバック 市川 沙央 3 なかなか刺激的 エピローグはちょっと納得いかない
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません