2023年耳読リスト１
・第三次世界大戦はもう始まっている エマニュエル・トッド ２ ややロシア寄りのウクライナ情勢の解説。戦争に追い込んだのは西側だとしても、こうなった以上、だからロシアに譲って戦争を終わらせるってわけにはいかないよね。家族形態から国家の性格を断じるのは？
・ロボット・イン・ザ・スクール デボラ・インストール 3 タングシリーズ3作目 一家の一人娘ボニーが小学校に上がり、タングも学校に溶け込む。全体を通して一家がロボットに対しても真摯に誠意をもって知性あるものとして人間同様に接しよう、またそれが当然だという態度を取るのがとてもヨーロッパ的?あるいはイギリス的だと思った。
・華氏451度 レイ・ブラッドベリ ３ ずいぶん前に読んだが新訳とのことで聴いてみた。こんなお話だったっけ？こんなに哲学的な文体だったっけ？という感想
・行動経済学の逆襲上下 ３ リチャード・セイラー 今では当たり前のように受け入れられている行動経済学も最初は異端だった。人間の非合理的な行動を観察して新しい学問を作った歴史
・掬えば手には 瀬尾まい子 ４ 思春期の自分は特別な存在だと信じたい心理と思い込みが自分を本当に特別な存在にする。微笑ましい
・ロボット・イン・ザ・ファミリー デボラ・インストール 3 タングシリーズ4作目 今回一家に加わるのはゴム手袋ロボットフランキー 色んな問題を詰め込み過ぎているようにも思うし、多様性を当たり前に書いていると言えばそうかも
・アキラとあきら 池井戸 潤 ４ メガバンク入行同期の同じ名前の二人が鎬を削りながらそれぞれの道を行く 海運会社とリゾートホテルの立て直し
・THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す ４ 自分が問題を解決できるという自信は持つべきだが、自分のやっていることが正しいと思い込むのはダメ
・面白くて眠れなくなる植物学 ３ 眠れなくなるほどではないけど植物好きとしては知らないことも沢山あって面白かった
・リセット 垣谷美雨 ４ あの時点まで戻って人生をやり直したい、それを実際できたなら。一つの選択肢を選び直すために人生を遡ってやり直すのは実際やるとなるとものすごく面倒くさいと思う。